- 不動産見つかる.COMトップ
- スタッフブログ
- 突然の転勤!自宅は売る?賃貸に出す?
スタッフブログ
突然の転勤!自宅は売る?賃貸に出す?
カテゴリー:スタッフブログ

ようやく手に入れたマイホーム。
月々の住宅ローンの返済は大変だけど、それでも自分の城を持つ
というのは別格という方が多いことと思います。
そんな時、不意に会社からの転勤の辞令が出たとすればどうでしょう。
家のローンはまだ20年残っている。
せっかく手に入れたマイホームを手放したくはないけど
転勤の間、賃貸に出すのも色々面倒そうで不安があるかもしれません。
今回は賃貸に出しやすい分譲マンションについて話を進めていきますが
家をどうするかを決める前にまず知っておくべきことは
転勤から戻ってこられるのか、戻ってくるとしたらいつ頃になりそうなのかということです。
たとえば、転勤先からもう戻ってこない可能性が高い場合、
売却してしまうことを選ぶ人が多いようです。
一方で、転勤の期間がほぼ決まっていて3年後や5年後に戻ってくるという場合は
売りに出すことはせずに賃貸に出したり
そのまま空き家にしておいたりするケースがほとんどです。
では、賃貸に出すことのメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
■分譲マンションを売却せずに賃貸に出すメリット
メリットの第一は家賃収入があること。
これが一番大きなメリットともいえます。
家のローンが残っている以上、住んでいなくても毎月の返済はしていかなければなりません。
賃貸に出して家賃収入があればそれをローン返済に充てていくことができます。
住宅ローンは取得した住宅に住むことが条件で貸し出されるものです。
そのため、その住宅を賃貸に出したりすると
ローンの一括返済や投資用ローンへの乗り換えを金融機関から求められることがあります。
ですが、転勤が理由で貸し出す場合にはその旨を金融機関に届け出れば
通常は住宅ローンを継続できることがほとんどのようです。
第二のメリットはマンションという資産を保持し続けることができるということ。
転勤から戻っても住む場所はあるわけですし、
この資産を自分自身の老後やお子さんに残していくことができます。
ただし、ここで問題になってくるのが
果たして家賃収入が毎月のローン返済額よりも多いか少ないか
そして、転勤で家を空けてからどれくらいの期間で借り手が決まるか、です。
これはマンションの間取りや立地条件などにもよります。
都心部に向かう沿線の駅から近く、子供連れの家族が住みやすい間取りであれば
比較的高めの家賃設定ができる場合もありますし、借り手も見つかりやすい傾向にあります。
そのようなことを踏まえて転勤があるお仕事であれば
マンション購入の際に、自分にとっての利便性だけではなく、
人に貸すときのことも考えて物件を選ぶ人もいるようです。
また、人に貸したら部屋が傷つけられたり壊されるかもしれないという不安を持つ方も多いかと思います。
ただ、家というのは誰も住んでいないと実はかえって傷むのが早くなってしまうものなのです。
特に水廻りなどの設備部分は使わないでサビが出たり、劣化が早まったりしてしまいます。
これらのことを考えると、もしマンションを売却しないのであれば
やはり賃貸に出したほうが色々なメリットがあると言えます。
■分譲マンションを売却せずに賃貸に出すデメリット
ここで気を付けなければいけないことは
部屋を貸しに出すに際してそれなりに費用がかかるということ。
室内の状況にもよりますが、壁紙を張り替えたり、畳替えをしたり、
最低でも専門業者によるハウスクリーニングはしておかなければなりません。
もう一つが、住宅ローン控除のこと。
住宅ローン控除はローンで購入した住宅に住んでいることが条件で受けられる控除であるため
転勤によりその家に住まなくなった時点で控除の適用から外れることになります。
また、マンションの賃貸契約期間は一般的に2年間で
契約期間終了ごとに更新を行っていきますがこの契約の場合、
貸主が転勤から戻ってくるからと言って貸主の都合で賃貸契約を解除できません。
そうなると、転勤から戻ってきても自分の家に住むことができないという状態になってしまいます。
そのため、転勤が理由で家を賃貸に出す場合は「定期借家契約」を
借り手と結ぶという方法もあります。
これは期間を限定した契約で、契約期間が終了した時点で契約更新をする必要がなく、
期間が来たら確実に明渡しを受けることができます。
3年や5年などある程度期間が決まっている転勤で賃貸に出す場合には
この「定期借家契約」が便利です。
期間が限定された契約であるため、借り手も限定されてしまうので
家賃も相場よりは安く設定する必要があります。
これら以外にも、家賃の督促や修繕の管理など自分一人でやろうとしても難しいことが多々あります。
まずは、賃貸マンションの仲介や管理業務を行っている不動産会社に相談してみましょう。
弊社では、この管理業務も行っておりますので、
賃貸に出そうか迷っていらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。