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スタッフブログ

戸建でも修繕積立金を

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一戸建てのセールストークで「戸建てはマンションと違って管理費や修繕積立金が掛からないからお得ですよ」というような言葉を掛けられた方もいると思います。

実際、戸建ての購入を検討している方でそれがメリットと思っている方も一定数いらっしゃると思います。

確かに管理費・修繕積立金は毎月の出費なので長期間住むことを考えると馬鹿になりません。

ただ、戸建ては管理費・修繕積立金がないからといってその分購入予算を上げてもいいかな…というのが最も行ってはいけない判断です。

今回は、戸建てでも修繕積立金が必要になってくるということをお話ししたいと思います。

 

壊れるまで使う派の人はマンションがおすすめ

冷蔵庫や洗濯機など購入に少しお金がかかる家電をイメージしてください。

まだ使えるうちに買い換える人と壊れてから買い換える人とに分かれると思います。

最新モデルの製品が欲しい・機能性がもっと高いものがいい、買い換える理由は様々です。

壊れてから買い換える場合も、不具合を認識しながらも騙し騙し使い続けるケースや、意図せずある日突然壊れてしまうケースなど様々です。

一般的に壊れるまで使い続ける人は買い換える費用がもったいないからというお金の理由を挙げる人も多いようですが結果的にどちらがお得なのかは分かりません。

冷蔵庫も洗濯機も生活になくてはならない家電になっていて、もし壊れて使えなくなってしまったら非常に困ります.

 

壊れるまで使い続ける派の人は買い換えの際にもなるべくお得に買いたいと考えると思いますが、壊れたタイミングでたまたまセールが開催されるような都合のいい話はありません。

生活に支障が出るので多少割高でもすぐに買いたいという気持ちの方が先行してしまうのではないでしょうか。

対してまだ使えるうちに買い換える場合は生活に支障が出ていないのでじっくり検討することができます。

分かりやすいように家電に例えましたが、どちらかというと壊れるまで使い続けたい派の人はマンションのほうが向いているかもしれません。

 

悪くなったら直すではなく悪くならないように直す

建物の劣化も冷蔵庫や洗濯機と同じで、不具合が生じると生活に影響を及ぼすものがあります。

雨漏りが発生したら早く直さないといけないと考えますし、給湯器が壊れたら生活に支障が出ます。

建物は構成されるものが多岐に渡るので判断が及ばず「いずれはやらなきゃと思うけど今かなぁ?」とつい先延ばしにしてしまいがちです。

雨漏りなど被害が顕著化するまで放っておくと建物に与えるダメージが大きくなり、修繕費が非常に高額になってしまうものもあります。

従って建物は定期的に点検を行い、不具合の兆候が見られたら悪くなる前に直すのが大切です。

マンションは長期修繕計画に基づいて維持保全を行いますので、マンション所有者が意識しなくても計画通りに点検・修繕が行われますが、戸建ては住人の意思で点検・修繕を管理しなければなりません。

 

大切なのは修繕のための費用を確保すること

点検・修繕が必要だと言われても、どれくらいの頻度で行うべきかの判断に迷うと思います。

また、お住まいのエリアや環境によってはマンションで実施するペースでは過剰との見方もできます。

リフォーム会社や工務店に相談すると実施するべきと言われ、お金を掛けたに越したことはないと予定していたよりも多額の費用が掛かってしまったり、二の足を踏んでしまうのも理解できます。

点検・修繕の頻度も大切なのですが、まずは建物の維持保全のための予算を確保するところから始めましょう。

目安としてはマンションの修繕積立金です。

マンション購入時と同じく毎月一定額を家の修繕費として積み立てます。

一般的なマンションの修繕費では不具合の状況により不足する場合も考えられますが、一切準備していないことに比べたら全然問題ありません。

戸建てを買うと決めたら修繕積立金を用意する前提で毎月の返済計画を立てることを強く推薦します。

 

中古の場合は住宅購入時にある程度まとめて直しておく

建物に不具合が生じて現金で支払うことができない場合はローンを利用するしかありません。

しかし、リフォームローンは住宅ローンに比べてかなり金利が高く、また、返済期間も短いため、毎月の返済額が思ったよりも高額になる傾向があります。

住宅ローンには中古住宅購入時のリフォーム費用も組み込めるものもありますので、中古住宅購入時には数年先に不具合が出そうな箇所をある程度まとめてリフォームしておくことがオススメです。

不具合が出そうな箇所の見極めは建築士にお願いしましょう。

建物インスペクション時に新築時からの耐用年数を考慮して判断してもらうことで現実的な維持保全のアドバイスをもらうことができます。

屋根外壁塗装など建物性能に関するリフォームを行った場合は、万が一に備えて既存住宅売買瑕疵保険(もしくはリフォーム瑕疵保険で期間が5年のもの)に加入しておくとより安心といえます。

 

中古戸建ての購入にはインスペクションが必須です

建物性能を長く維持するためには現況を把握することが大切です。

環境や売主の生活スタイルの影響も大きく、建物の状態は築年数だけでは判断できません。

内見時には問題ないように見えた建物でも実は深刻な不具合を抱えている可能性もゼロではないので、中古戸建てを購入する際には、必ず建築士による建物インスペクションを実施して、現在の状況を把握するとともに現在時点で発生している不具合の修繕だけでなく、近い将来不具合になりそうな箇所の修繕も併せて行っておくのが大切です。

中古だから何かしらの不具合があって当然です。

従って中古住宅は「状態が良いものを買う」のではなく「悪い所・そうなりそうな所をリフォームする前提で買う」というのが正しい認識ではないかと思います。

 

信頼できる工務店・リフォーム会社を探す

「お抱えの大工」という言葉が失われて久しいです。

平成初期頃まではギリギリ残っていたのですが今では個人の大工さんに一般消費者がアクセスすることは難しいです。

何か問題があったらすぐに見てくれて、家庭の事情を考慮しつつ、現実的なアドバイスを貰える存在が建物をお得に長く維持するために不可欠です。

大工さんを直接探すことは難しいのですが、工務店やリフォーム会社がその役割を担います。

住宅購入のリフォームの際は、目先の見積額に惑わされることなく、長くお付き合いできる、信頼の置ける会社を選ぶことが大切です。

 

中古住宅、特に戸建て住宅はなんとなく不安という方も多いと思います。

昔と違って建物の劣化状況を判断する基準が確立され、万が一の時の保険制度も用意されています。

中古戸建てを検討する際は販売価格だけでなく、購入してからの維持保全にも目を向けてご判断ください。

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