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老後のシェアハウスという選択
カテゴリー:スタッフブログ

シェアハウスというと大学生などの若者が集まって一緒に暮らす
というようなイメージを抱いている方も多いかもしれません。
大学生の本業は勉強なので金銭的に余裕が無かったり、
最近では女性限定のシェアハウスなどもあることから
女性の防犯対策としてシェアハウスを選択する方も増えています。
今回は皆さんが思うシェアハウスとは一風変わった「高齢者向けシェアハウス」のお話しです。
老後はグループホームや介護施設に入居されるのが定番になっていますが
これは自立して生活することが難しい方の入居であることも多く、
配偶者を亡くして一人になった・孤独死を避けて人と関わりながら暮らしたい
という身体的には至って健康な方からすると目的が変わってきてしまいます。
そこで最近注目されているのが「高齢者向けシェアハウス」です。
高齢者向けシェアハウスとは、単身世帯の高齢者が複数集まって
共同生活を送るスタイルの住まいをいいます。
室内はバリアフリー設計の場合が多く、高齢者でも不自由なく生活しやすいのが特徴です。
ヘルパーなどの介護スタッフが常駐していない点が介護施設との大きな違いです。
高齢者向けシェアハウスには
①生活費を抑えやすい
②入居者同士の交流が刺激になる
③入居者同士で見守り合えて安心感がある
というメリットがあります。
居住型介護施設などと違い、各自個室はあるものの、
キッチンや浴室、トイレなどは共有になり、それに伴って光熱費なども
折半したり毎月定額の場合が多く、一人暮らしよりも費用が掛かりません。
家具や家電も共有できるため、購入費用も少なくて済みます。
シェアハウスでは複数人で生活するため、日常的に誰かと顔を合わせて会話をしたり、
一緒に家事を楽しんだりできますし、お互いに見守り合えるため、
単身高齢者の多くの方が心配している孤独死も解消されるでしょう。
もちろんメリットばかりではないのも事実…。
最初から分かってはいたことといえ、他人と生活を共にするので、
それがストレスになる人も珍しくありません。
大学生などの若者のシェアハウスは期間が限定されていることも多いので
性格が合わない人が居ても我慢ができたりアルバイトなどで
あまり家に居る時間が長くないなど解決策はありますが、
高齢者ともなると死ぬまで暮らしていこうと考える人も多く、
また、長年築いてきた生活のルーティンや習慣があったりして
他人に自分のリズムを崩されることに苦痛だと感じる人もいらっしゃるようです。
このあたりは性格もありますし、自分がシェアハウスに向いているか一度きちんと検討してみることが大切です。
他人との暮らしを楽しめる性格でなければシェアハウスは難しいといえるでしょう。
高齢者向けシェアハウスは健康な高齢者同士が集まって生活するスタイルの住居です。
常に誰かが近くに居て交流を楽しめる環境は単身の高齢者にとってよい刺激となるでしょう。
一人暮らしが不安な方にとってぴったりの住まいだと言えるでしょう♪