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誇大広告、不動産業界だけじゃない!
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「誇大広告」言葉だけは聞いたことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
簡単に説明すると実際のものより著しく異なる表現・表記をすることをいいます。
健康食品のネット広告などで医薬品でないのに効果や効能をあたかも真実のように宣伝していたことから
一気に有名になった言葉でもあります。
確実性はないのに「痩せる」などと記載された健康食品の広告などを
ネットなどで見掛けたことがある方も多いと思います。
消費者の悩みや弱みに漬け込んだ悪質な行為です。
そんな私も何度かこういった商品に手を出したことがあります(笑)
不動産業界にもこういった誇大広告を禁止する決まりがあります。
特に不動産は人によって感じ方や考え方が違うので
「絶対」「完璧」「一番」なんてものの根拠はどこにもなく、
実証することも不可能なので不動産広告ではこういった断定的な表現は禁止されています。
「日当たり最高」「住環境完璧」などもNGワードとなっています。
しかしながら日本語というのは便利なもので、似たような表現の
「日当たり良好」「住環境充実」などは認められています(笑)
不動産業に関わりのない方からしたらどっちも同じだろ!とつっこまれてしまいそうです。
ネット限定で販売されている商品だと実際に手に取って確認することができず、
また、何日か服用してみないと効果を実感できないことも多く、効果の感じ方にも差があるため
判断が難しいので痛い思いをしたことがある方も多いかもしれません。
その点、不動産はある程度は内覧で判断できるため、
仮に上手い表現の広告を見掛けたところで現地で確認することで
「こんなはずじゃなかった!」となることも少ないのが安心です。
最近では、大手宅配ピザチェーン「ドミノピザ」で景品表示法違反が発覚し、措置命令が下されました。
実際にはサービス料がかかるのにチラシに記載している商品代金だけで商品を購入できるような表示をしたとの内容でした。
物価の上昇や人手不足からの苦肉の策だったのかもしれませんがチラシの端に小さく記載とは確信犯ですね~。
現在はこのサービス料の徴収は廃止されたそうですが、
意図的に、かつ強制的にサービス料をしれっと徴収するとは悪質です。
誰が宅配ピザのチラシを隅々まで見るでしょう。
大手チェーン店だからと安心せず、きちんと確認しなければいけませんが
このように知らないうちに払わなくてもよいお金を取られてしまっていること、実は珍しくないんです。
何年か前に話題になったのはネット回線の契約に関してです。
加入申し込みをしたら知らないオプションが多々付帯されており、
3ヶ月目までは無料だがその段階で解約手続きをしないと最初に提示された金額より
高い金額で請求書が届いた、といった事案が多く発生しました。
これも何枚もある契約書のどこかに小さく記載はされていたようですが
説明の際は割愛され、ほとんどの消費者には告知されていなかったようです。
今はこれも改善され、契約時にきちんと説明がなされ、
解約の方法を手引きしてくれるようになりました。
こういった誇大広告や景品表示法違反は消費者の
業者のプロを信じて疑わない心に漬け込んで生まれています。
なんでもかんでも疑ってかかるのは難しいかもしれませんが、何かの契約をする際はしっかりと担当者に確認し、
提示された金額以外で発生するお金はないのか、時間差で請求されるお金はないのかなど
きちんと最初の段階で聞いておくことが大切です。
しかしながら、まだまだ法をかいくぐってグレーゾーンでこういった表示や広告をしている企業もあるかもしれません。
皆さんくれぐれもご注意ください♪