- 不動産見つかる.COMトップ
- スタッフブログ
- 今、平屋住宅が注目されている!
スタッフブログ
今、平屋住宅が注目されている!
カテゴリー:スタッフブログ

憧れのマイホームを建てようと思い立ち、ハウスメーカーのカタログや
住宅展示場などで見掛けるのはどれも大きな豪邸のような住宅ばかり…。
理想ではありますが、実際に見積もりを出してもらうと想像以上の価格に。
そこに土地代も含めるとなると戸建は無理なのでは?と諦めたくもなりますが、
土地・住宅ともに価格が高騰している今だからこそ人気なのが平屋住宅です。
■いま人気の平屋とは
平屋とは、名前の通り平たい形状の家、つまり1階部分のみで居住スペースが完成し、
2階以上のスペースを設けないプランの家をいいます。
伝統的な日本家屋は平屋が主流でしたが、現代社会では都市部に人口が過密し、
狭い土地にたくさんの家を建てなくてはならない状況のなかで
2階建て、3階建ての家やマンションなどが主流になりつつあります。
ところが、老後の理想の住宅として平屋を希望する声は4割以上あると言われています。
年齢を重ね家族構成などに変化があると昔ながらの平屋に注目する人が増えてきているともいえます。
四季折々の風情をめでてきた日本人にとって平屋は昔から馴染み深い建築様式です。
伝統的な日本家屋は平屋がたくさんあります。
平屋の縁側で涼んだり、土間を利用したり、地面に近い場所で暮らしてきた日本人のDNAには
平屋はどこか安心感があり、落ち着くといった印象が刻まれているのかもしれません。
■平屋にするメリット
不動産には個性があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
平屋と2階建て以上の建物についてもそれは同じです。
どちらがいいということではないので、大切なのはメリットデメリットを知り、
自分のニーズに合ったものを選択するということだと思います。
家は毎日暮らすものなので自分のライフスタイルや暮らし方のイメージに合うものを選ぶことにより
日常生活の満足感がぐっと上がります。
平屋の最大のメリットは階段の昇り降りが発生しないということです。
1階ですべて完結してしまうので当然は当然なのですが(笑)
2階建て以上の家に住まわれたことがある方は、外出しようと靴を履いた後に
2階の部屋に忘れ物をして「めんどくさいな…」と思った経験はないでしょうか?
平屋であればこういったストレスはなくなりますし、
家事が効率的でラクという点も平屋のメリットといえます。
階段部分の掃除は掃除機をかけるにしても雑巾がけにしても大変です。
しかし、毎日使う場所だからこそ掃除をせずにはいられない場所でもあり、
階段がない平屋であればお掃除ロボットにお任せしつつ気になった部分だけ
手作業でお掃除できるので日々のお手入れがラクなのもメリット。
シーツの交換や洗濯なども、一度洗濯のために1階に降ろし、干すために2階に持って上がる
こういった手間も毎日となれば大変ですが、そういっためんどくささもありません。
それから、ワンフロア完結の平屋はバリアフリー設計がしやすく、10年20年と長く住むことができます。
赤ちゃんや小さな子供がいるご家庭では階段があると転げ落ちてしまう心配もあり
ベビーゲートの設置などにも多少の出費が伴います。
また、高齢者がいるご家庭では階段の昇り降りをしなくてはならないので
足腰への負担も大きく、万が一転倒などして骨折してしまっては大変です。
平屋はこういった子育ての時期から子供たちが巣立って高齢化していく時期まで
安心して住み続けられるというメリットがあります。
そして、2階以上の部分がないということは柱や階段に取られていた面積や
その分の費用が他に回せるので、住宅全体としての設計の自由度が上がります。
空調の関係であまり多くはありませんが、天井高を高く取り、開放感のある住宅にすることもできます。
シンプルな造りなことが多い平屋は風通しも良く、リフォームもしやすいというメリットも。
何より、住宅というのは家族でいつも過ごす場所。
家族との距離が近いというのも平屋のメリット。
子供が思春期になると部屋にこもりがちなどという親御さんの悩みも耳にしますが
すべてワンフロアにまとまってしまっているので
部屋にこもることはあってもなんとなく様子は感じ取れる安心感があります。
家族と一緒に過ごす時間を大切にしたい方にとっては平屋は素敵なプランのひとつ。
■平屋にするデメリット
先程まではメリットについて挙げていきましたがそんな平屋にもデメリットはあります。
ひとつには、プライバシーやセキュリティ面でケアが必要ということです。
外部から侵入されてしまえばたちまち他の居室も被害に遭いやすくなります。
シャッターの取り付けやセキュリティサービスへの加入は必須です!
それから平屋はワンフロアで完結する分、敷地面積がそれなりに必要です。
都市部ではそもそもまとまった敷地面積の土地が売り出されないので土地探しの段階で困難を極めます。
一概には言えないですが、4人家族が余裕を持って暮らすには
60坪から80坪の面積が必要とも言われています。
■平屋の家づくり成功のポイント
外観に関しては人それぞれの好みによりますが、シンプルな形状を活かして
ミニマムですっきりした外観や自然との調和を考えたナチュラルな雰囲気の外観、
純和風なテイストから三角屋根でない角型の洋風な外観まで
設計の自由度が高い平屋ならではのこだわりがうかがえます。
構造自体がシンプルな分、窓やドアなどのパーツが大きく個性的な住宅は多いです。
生活面でいうと、洗濯物を干すともろに見えてしまうので
周りから見えづらい工夫をしたバルコニーやテラスが使いやすいでしょう。
間取りに関しては、家族の距離が近く開放的という持ち味をうまく生かしつつ、
広さを感じさせる設計の工夫をしなければただの窮屈な平屋になってしまいます。
リビングの床の一部を低くするダウンフロアリビングや逆に小上がりを設けるなど
平屋ならではの間取り設計を楽しんでみてください。
高低差をつけることで立体感やリズムを作るだけでなく、
その高低差を活用して収納スペースを設けるのもお勧めです。
平屋は家に愛着を持って長く住みたいこだわり派にオススメです。
平屋にもメリットデメリットがありますのでご自身やご家族のライフスタイルや
お好みに合うか検討してみてくださいね♪