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エアコンの取り付け、業者任せで大丈夫?
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地球温暖化の影響からか、現代社会においては各部屋にエアコンがあるということが
珍しいことでなく、もはや当たり前になりつつあります。
家づくりをする場合、またはリフォームや賃貸住宅においてもエアコン設置を注文する場合
「寝室とリビングに一台ずつ」というように台数を指定するのみで
設置する位置まで指定される方は少ないようです。
しかし、意外にもエアコンからの風の向きや角度などは快適な住環境に大きく関わります。
例えば、寝室のエアコンであれば風が顔に向かって吹き付ける位置にエアコンがあると
寝ている間に喉が乾燥して寝苦しくなります。
柱や窓の位置により、どうしてもそこにしかエアコンを設置できないという場合もありますが
比較的自由にエアコンの場所を決めることができる場合は
ベッドの位置や枕の向きを考えて設置場所を決めると良いでしょう。
ダイニングのエアコンであれば寒がりなお母さんに風が一番当たるのではなく、
暑がりなお父さんに風が当たるようにするなど
ダイニングテーブルや家族の座る位置を考えて設置するといいですね。
エアコンのリモコンで風向きを調整したり、サーキュレーターを併用して
部屋全体に風が行き渡るようにすることももちろん大切ですが
毎日の小さなストレスが積み重ならないよう前もって家具の配置や
家族の動線を考えてエアコンの設置場所を決めておくといいでしょう。
■室外機の置き場所はそこで大丈夫?
室内のエアコンの位置は業者に指定しても室外機の設置場所まで指定する人は更に少ないようです。
一階に室外機を設置する場合、窓やベランダから不審者が侵入しやすくなることを避けるため、
窓や樋、ベランダの下付近は避けるというのは防犯上基本的な話です。
一応業者に念押ししておくと間違いないです。
二階の部屋のエアコンの室外機はベランダに設置することも多いかと思いますが
布団を頻繁に干したい人や洗濯物が多い家庭であれば広く使いたいはずです。
そして、洗濯物を干していると室外機からの熱風が吹き付けてくるのも困りものです。
また、屋根の上などに室外機を設置するケースもありますが、見栄えが悪いです。
このような場合は二階のエアコンの室外機を一階に設置することが可能ですので
ご自身で勝手に判断してしまうよりかは業者に相談してみるのがベストです。
配管パイプや配管化粧カバーが長くなるため、そのための費用が別途かかります。
事前にご相談の上、見積もりを出してもらうとよいでしょう。
■こんなところまでこだわれば完璧♪
エアコンの室外機から室外機までを繋ぐ配管パイプを剥き出しにするのは見栄えが悪く、
雨風や日差しの影響を受けて劣化が早まるので外壁や樋の色に合わせて
配管化粧カバーを設置すると見栄えもよく経年劣化を遅らせることもできます。
エアコンの室外機については、室外機から出る風の向きをこだわるとよいでしょう。
例えば、隣家の玄関に向かって自宅の室外機の風が吹き付けるというのは失礼ですし、
かといって庭の樹木に室外機の風が吹き付けると熱風や乾燥により枯れてしまうこともあります。
そのような場合は室外機の設置場所を変更しなくても室外機に
「風よけルーバー」を設置し、風が出る向きを調整することができます。
小さな気遣いですが、近隣住民との人間関係や趣味のガーデニングなどに大きな違いが生まれるでしょう。
そして、室外機に直射日光が当たる場合、室外機に日よけをすると省エネ効果があるようです。
国内大手のエアコンメーカーによると室外機は部屋の空気を外に逃がす役割をしていますが
室外機本体や周辺の空気が熱い場合、より多くのエネルギーを消費するとのことです。
自宅のエアコン室外機に直射日光が当たると分かっている場合は
天板パネルというものを室外機設置時に業者につけてもらうことができます。
ホームセンターや通販で購入し、自分で設置することもできますし、
より大きな効果を狙うのであれば、室外機周辺の空気を熱くしないように
すだれで直射日光を遮ったり、打ち水をしたりするとよいでしょう。
さらにエアコン室外機の設置場所についてよりこだわるならば
どのようなカーテンにするかも考えておく方がよいでしょう。
部屋の明かりが漏れないようにカーテンレールに工夫が施されているものもありますし
また装飾レールという一般的なレールより大きめなものもあります。
室外機を設置する際に壁に穴をあける必要がありますが
その位置によっては好みのカーテンレールを付けることが難しいこともあります。
希望のカーテンがある場合はそれに合わせて室外機の位置を上下や左右にずらしてもらうとよいでしょう。
エアコン設置については業者任せにしている人がほとんどのようですが
少しのこだわりを業者に伝えることでさらに快適な生活になることです。