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家を買うのに頭金はいくら必要?頭金なしでも家は買える?
カテゴリー:お役立ち情報
住宅を購入するためには、すべてを住宅ローンに頼るのではなく、一部を自己資金で先払いする「頭金」を準備するのが一般的です。
しかし、「そんなに多くの頭金を支払えない」「できれば頭金を支払わずに家を買いたい」とお考えの方も多いでしょう。
そこで今回は、家を買うために頭金をいくら貯める必要があるのかと、頭金なしでも家を購入できるのかどうかについてお伝えします。
頭金の存在が家の購入にとって大きな障壁になっている方は、この記事を参考に頭金をいくらまで用意するのか、それとも頭金なしで家の購入に踏み切るのか、慎重に検討していきましょう。
□家を買うのに頭金はいくら必要?
家を買うためには、不動産購入額の10〜20%を頭金で賄うのが一般的とされています。
例えば、3000万円の家を買うためにおおよそ20%分の頭金を準備するのだとしたら、500~600万円程の頭金を準備する必要があります。
とはいえ、必ずしも20%もの頭金を手元に準備する必要はありません。
住宅金融支援機構「2019年度 フラット35利用者調査」によると、家の購入にどれだけの頭金を準備したのかは次のようになっています。
・注文住宅:18.0%(621万9,000円)
・土地付き注文住宅:10.4%(443万2,000円)
・建売住宅:8.1%(282万4,000円)
・マンション:16.3%(736万2,000円)
・中古戸建:8.1%(209万円)
・中古マンション:11.3%(352万1,000円)
このように、注文住宅や新築マンションのような購入金額が高く、住宅ローンに頼りすぎると金利負担の重い住宅を購入する際には、15~20%と比較的多めに頭金を準備していることが分かります。
しかし、ここまで読んできて「こんなにも頭金を貯めなければならないのか」と、不安を抱いている方もいらっしゃると思います。
そこで、次の項目では「頭金なしで家を買えるのか」について詳しく見ていきたいと思います。
□頭金なしでも家は買える?
結論から申し上げますと、頭金なしでも家を買うことは可能です。
かつては、頭金がないと住宅ローンを組めませんでしたが、現在では頭金なしでも組める住宅ローンが提供されています。
そのため、どうしても家の購入前に十分な頭金を準備できない方は、頭金なしで家を買うことを検討しても良いでしょう。
ただし、頭金ゼロで家を買う際には、いくつか気を付けなければならないことがあります。
頭金なしで家を買う際は、次の3つのポイントに気を付けるようにしてください。
*借入額が増えて金利負担も増える
ローンを借りる額が大きくなればなるほど、住宅ローンの利息も大きくなります。
頭金なしで家を買うことになると、その分ローンを借りる額も大きくなってしまうため、ローン返済の負担が重くなる点には十分注意してください。
*諸費用分は現金の用意が必要な場合もある
家を購入するためには、家の購入にかかる費用以外にも、仲介手数料や手付金をはじめとした様々な諸費用を支払わなければいけません。
これらの諸費用は住宅ローンに組み込むことが不可能なので、自ら現金で用意する必要があります。
なおかつ、これらの諸費用は現金での一括払いが一般的になっているので、手持ちの資金が十分でないと家の購入に踏み出せない可能性があることは頭に入れておきましょう。
*諸費用ローンを使う場合には金利負担がさらに増える
諸費用分の現金を用意できない場合は、「諸費用ローン」を使用することも可能ではありますが、こちらは住宅ローンとは完全に別物のローンです。
そのため、「住宅ローン」と「諸費用ローン」を同時に返済する必要があり、借入金利の負担がさらに重くなってしまうので注意してください。
□頭金ありと頭金なしどっちがお得?
頭金なしで家を購入することになるとローンを借りる金額が増え、金利負担が重くなってしまうデメリットがあります。
そのため、ある程度の頭金が貯まるまで、家の購入を待つ選択肢も視野に入ってくるでしょう。
しかし、頭金を用意している間に金利が上がってしまい、結果として返済負担が重くなってしまうケースもあります。
例えば、現段階では4000万円の家を買うために、頭金なしの場合1.66%の金利がかかり、頭金を10%用意した場合は、金利が1.40%であったとします。
頭金なしで今すぐ4000万円の家を買う場合、金利が1.66%で35年返済とすると、毎月の返済額は12万5632円で、総支払額は約5277万円です。
次に、今すぐ購入するのを待ち、購入価格の10%である400万円が貯まってから、購入に踏み切る場合を考えてみましょう。
仮に、頭金が用意できた時に金利が今よりも0.5%高くなっていて、1.90%(1.40%+0.5%)になっていたとします。
そうすると、毎月の返済額は11万7415円になり、頭金も含めた総支払額は約5332万円が必要です。
結果を見てみると、頭金なしで購入するよりも毎月の返済額は8217円分負担が小さくなりますが、総支払額は約55万円も増えてしまいます。
このように、将来金利が上がってしまった場合には、頭金なしで家を買った方がお得にローンを返済できる可能性も考えられます。
そのため、状況によって頭金を用意した方が良いのか、それとも頭金なしで家を購入した方がお得なのかは異なるので、社会情勢も踏まえたうえで、慎重に頭金の有無について決定を下しましょう。
□まとめ
家を買うためには頭金を10〜20%程用意するのが一般的ですが、どうしても頭金の準備が難しい場合は、頭金なしで家の購入に踏み切ることも可能です。
ただし、住宅ローンで借入金額が増えた分だけ金利も増すことになり、返済の負担は重くなってしまいます。
そのため、様々なことを考慮したうえで、じっくり頭金の有無を検討していきましょう。
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