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スタッフブログ

地震大国日本で生き抜いていくために

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新年早々起こった「能登半島地震」

被災地の一日も早い復興を祈るとともに、平穏な日常を取り戻せるよう私たち一人一人が日々できることを心掛けていけたらと思います。

 

今回の震災により、地域によっては新築住宅ですら倒壊しているそうで、防災意識が高まっているとともに、住宅の購入を検討している方はまた一つ不安要素や悩みが増えてしまったかもしれません。

購入するエリアを間違わなければいいのか、高台に住宅を構えれば問題ないのか、地盤が強い所の土地であれば大丈夫なのだろうか…等、皆さんそれぞれ思うこと考えることがあるかと思います。

 

正直、長年災害が起こらなかった地域だから安心なんてことはありません。今回の能登半島地震でも「生まれてからこれまで、80年以上ここで暮らしていたが、こんなことは一度も起こらなかったから驚いた。」と話していた方がいらっしゃいました。こうなってくると確実に安心して死ぬまで暮らせる土地なんてものは存在しないということになります。もちろん高台に住宅を構えることは被害を最小限に食い止める意味ではとても重要になってきますが、新築住宅ですら倒壊しているとなると、物件広告などに記載されている耐震等級取得住宅とは?と疑問に思っている方もいるかもしれません。

一般的にこういった耐震等級が認められている住宅というのは最大震度5程度を想定して作られています。というのも、東日本大震災が起こるまで、日本で起きた地震でこれほどまで大きな地震が存在しなかったからです。それから、地震で傷んだ状態の住宅に津波や火災という二次災害が重なって倒壊に至っているため、震度5程度の地震のみであれば耐えられると想定しての耐震等級となります。立地や築年数、津波や火災等の二次災害が起こると倒壊に耐えられない住宅がほとんどなのかもしれません。

 

東日本大震災発生以降、耐震等級の最大震度を見直し、更に強い地震に耐えられる住宅づくりを目指して、様々なハウスメーカーさんが研究を重ね、頑張ってくれています。実際に起こる自然災害では地震以外にも雨や風を始め、津波や火災、雷など色々な要因が重なることも多いため、「絶対に自然災害から身を守ってくれる家」というのは現状存在しませんが、今回の能登半島地震をきっかけにまた住宅の耐震性能に関する研究が進んでくれればと願っています。

 

地震で倒壊したり、津波や火災で住宅が滅失してしまう可能性があるとなると、これから住宅の購入を検討している人たちはどうすればいいのか…。家が無くなることを前提に考えるのは心苦しいですが、地震や津波による損傷や倒壊、滅失について補償が受けられる「地震保険」に加入することです。

住宅を新たに購入される方の8~9割は火災保険の加入をされていますが、地震保険に関しては、実は住宅購入をされた方の6割程度しか加入されていません。弊社がある埼玉県民は特にそうですが、「地震なんて滅多に起こらないし、地震が起こったところで海もないし津波の心配はないから、補償が必要なほどの被害はないだろうな」と考える方が案外多かったりします。

地震保険というと地震による被害に関してしか補償を受けられないと思っている方も多いですが、実は日々の生活の中で起きたちょっとしたトラブルに対しても補償が受けられたりします。トイレの水漏れにより、階下の住宅に被害が及んでしまった場合、お見舞金と称して補償が受け取れたり、小さなお子様がおもちゃを投げてテレビの液晶がダメになってしまったという場合でも修理費用や買替費用の何割かを負担してくれたりします。保険会社や加入するプランによって保証内容や保証範囲には差がありますので、これを機に地震保険の見直しをされてみると良いかもしれません。

 

その他にも耳にタコができるほど聞いていると思いますが、もしもの時のための「避難用バッグ」などを自宅内の目の届くところに用意しておくことです。ライフラインの停止により、断水や停電などで冷暖房機器が使えなくなるので寒かったり暑かったり、水分すらまともに摂れなかったりという状況になります。

 

北陸地方にお住まいの方は、新年早々落ち着いてもいられない状況ですが、こうした状況でもほっこりするニュースも流れてくるもので、津波警報発令の最中、出産された方がいたそうです。どんな状況でも新しい命の誕生はあるでしょうし、そうした状況でも赤ちゃんは待ってくれません。母子ともに健康だったようで、逞しい子に育ってくれそうだなと、こちらまで力をもらえたような気がします。

 

地震大国日本で私達が生き抜いていくためには、日頃から防災意識を高く持つとともに、備えをしっかりしておくことです。それでもどうにもならない時は互いに手を取り合って協力することです。そんなの当たり前でしょ?と思えるあなたは心が綺麗です!

悲しいことに被災地では、空っぽになった住宅に侵入し家を荒らしたり、窃盗目的で住宅に忍び込む人もいるようです。こんな時でも悪いことを考える人は一定数存在するので、自分の身は自分で守るしかありません。

もちろん人命第一なので、その他の財産にまで気を配っている場合ではないのだと思いますが、緊急の措置や修繕工事と称して屋根にブルーシートを掛け、15万円という破格の金銭を請求してくる集団がいるそうです。変わった提案や不確かな情報に惑わされないようにしましょう。

 

今回のことで被災地にお住まいでない方も、こういった詐欺まがいの行為が発生しているということを頭の隅に置いておくことで、何かあった時の備えになれば幸いです。

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