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パワーカップルの住宅ローン

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結婚しても仕事を続ける女性が増加している現在、夫婦共働きで高い世帯収入を得ている「パワーカップル」が増加しています。

パワーカップルは住宅購入の際に夫婦の合算収入を基に住宅ローンを借り入れることができます。したがって、夫が単独でローンを組むケースに比べ、高額なローンを組むことが可能です。

しかし、高収入を得ているパワーカップルであっても、住宅ローンを組む際には借入額を世帯収入の5倍以内にとどめるべき理由があります。今回は、パワーカップルが住宅ローンを利用する際の注意点についてご紹介します。

 

パワーカップルの年収の定義とは

パワーカップルと聞くと、なんとなく高い年収を誇るカップルをイメージしますが、パワーカップルには年収の定義はあるのでしょうか?

一般的には、パワーカップルの定義を共働きで夫の年収が600万円以上、妻の年収が400万円以上の世帯年収1000万円の夫婦を指すとしています。

一部では夫婦ともに年収700万円以上の収入があり、世帯年収1500万円近くの夫婦をパワーカップルと定義しているところもあります。

定義が異なることから、パワーカップルとはいっても明確な定義というものは存在しません。

しかし、厚生労働省が公表している「国民生活基礎調査の概況」によると30代の平均世帯年収は614万8000円、40代の平均世帯年収が694万8000円です。このデータから見ると、いずれのパワーカップルの定義であっても平均的な世帯年収よりも高収入であることが分かります。したがって、パワーカップルとは共働きで、平均以上の世帯年収を得ている夫婦のことを指す言葉だと考えることができます。

 

住宅ローンを世帯年収の5倍以内に収める理由

住宅ローンを借りる際、借入れ可能額は年収の7~10倍だと言われています。そうなると、夫の年収が600万円、妻の年収が400万円の世帯年収1000万円のパワーカップルの場合は、7000万円~1憶円程度まで借り入れが可能です。しかし、住宅ローンは長期にわたって返済を続けるものです。35年ローンで借り入れを行った場合、35年間、夫婦が現在の収入を維持し続けられるかどうかは分かりません。

子供が生まれたり、親の介護が必要になったり、何らかの理由で妻が働き続けられなくなるケースもあります。そうなった時にどちらか1人の年収で高額な住宅ローンを完済することは出来るのでしょうか?もし、世帯年収の5倍に借入額を抑えた場合の金額は5000万円となります。5000万円であれば、夫の年収の8倍ほどの額となり、万が一妻が働けなくなった場合でも返済が可能な額なのです。

 

パワーカップルが住宅ローンを組む際の注意点3点

平均よりも多い世帯年収を誇るパワーカップルが、それぞれの年収を活かして住宅ローンを組む際に注意したいポイントをご紹介します。

 

◎ペアローン

パワーカップルが住宅ローンを組む際には複数のローンの組み方があり、その中の一つにペアローンがあります。ペアローンとは、同じ物件に対し、夫婦それぞれが別々に住宅ローンを組む方法です。

一人で住宅ローンを組む場合に比べて借入額を増やせるために、高額な物件も購入できるようになります。また、夫婦それぞれが住宅ローンの控除を受けられるため、節税対策とし有効有効です。

ペアローンでは、団体信用生命保険も夫婦それぞれで加入します。そのため、夫に万が一の事態が発生した場合には、夫の分の借入額は保険によって保証されますが、妻側のローンは残る点にも注意が必要です。

 

◎持ち分

夫婦それぞれの名義で住宅ローンを組む際には、住宅は共有名義となります。そのため、購入した物件の所有権を登録する際には、夫の持ち分と妻の持ち分に分けて登記を行います。このとき、住宅ローンの借入金額の割合と登記する住宅の持ち分割合に差が生じると、贈与税の課税対象となるケースが出てくるため注意が必要です。

例えば、5000万円の物件に対し、夫が3000万円、妻が2000万円の借り入れを行った場合、物件の持ち分割合は夫が60%、妻が40%となります。もしも夫と妻の持ち分割合を50%ずつとしてしまうと、本来はそれぞれが2500万円ずつ負担すべきところ、妻側が500万円少ない負担となるため、差額の500万円は贈与税の対象となるのです。住宅ローンを組む時には夫婦の持ち分割合と費用の負担割合にも注意しましょう。

 

◎離婚リスク

パワーカップルがそれぞれの年収を活かして住宅ローンを組み、住宅を取得した場合に最大のリスクとなるのが離婚です。たとえ離婚したとしても、住宅ローンは返済し続けなければなりません。

購入した住宅にどちらかが住むのか、それとも売却するのかによっても対応は変わってきます。特に、共有名義で購入した住宅の場合には、名義変更や任意売却などを行う必要も出てくるため、弁護士など専門家を交えながら、今後の住宅の取り扱いなどについて、話し合わなければなりません。

住宅購入時に、将来的な離婚を考えているカップルはいないでしょう。しかし、3組に1組の夫婦が離婚をしているという昨今、夫婦共有名義での住宅購入は単独名義でローンを組む場合よりも、離婚時には話し合いや様々な手続きの負担が大きくなることを理解しておきましょう。

 

パワーカップルは世帯年収が多いからこそ住宅ローンは慎重に

パワーカップルは世帯年収が多いからこそ、単独ローンでは購入できない高額な住宅に居住することも可能になります。しかし、世帯年収が多いからといって世帯年収の10倍程の借り入れを行うと、万が一どちらかが働けなくなった場合に一方にかかる負担は大きくなります。

パワーカップルこそ、後々のリスクにも備えるためにも住宅ローンは世帯年収の5倍以内に収めておく方が賢明です。

また、ペアローンの利用や持ち分登記の注意点にも十分配慮し、住宅ローンの組み方やについて慎重に判断することをおすすめします。

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